毎回、A.C.T.S.の会場で救護作業をお願いしている「レスキューチーム・ピースフル」の福島さん(ご存知の方、お世話になった方も多いですよね?)からレポートが入っています。バイクで現地入りし、まさに最前線で支援活動に従事されています。
ピースフル福島です。
長期にわたる支援活動になりそうです。必要な物資をオートバイで各避難所に届けるなど、おそらくオートバイが大いに活躍できることと期待されております。このような状況で、直接手を差し延べることができない方々の分まで全力を尽くしてまいりますので、何卒ご協力の程、宜しくお願致します。
第1回目
東関東道の潮来から一般道で鹿島→大洗→水戸→ひたちなか→東海村→日立→高萩というルートを通り、高萩市にて支援活動を行ってきました。わずかですが物資の提供と、高萩市の避難所での医療支援を行ってきました。精神疾患を患ってしまった方もいて、避難所も徐々に限界に近づいてきている感じです。再度、皆様からいただいた支援金によりカセットコンロを4台とその他微量ではありますが市販薬を購入し運んできます。連休ぐらいまで主に避難所のサポートに入ってきます。
なにしろガソリンがなく、そして交通渋滞、オートバイ以外では行けないのと、帰りのガソリンすらままならないなど物資を届ける術がないという状況です。常磐道が復旧するまでは、1回でも多く往復してあげたいと思います。ユリシーズがスーパーカーならぬスーパーバイクになってます。何しろ20リットルの携行缶を積んで行けますので。また戻り次第ご連絡いたします。
第2回目
たったいま、第二陣いわき・北茨城への医療支援からもどりました。17日~19日、3日間の活動でした。今回は、17日、北茨城の災害対策本部にまず立ち寄り状況を聴取、一部の津波被害地域以外は比較的おちついており、ライフラインもその一部以外はほぼ復旧しておりました。やはりご存知の通り福島県に物資が届かないという状況があり、最南端のいわき市にカセットコンロ4台と市販薬を大量に渡してきました。
その後、本日朝まで高萩市の避難所にて支援活動を行ってまいりました。避難所も徐々に減らしており1箇所に本日集約となりました。約250人です。住民の方々にも笑顔がだいぶもどってきています。しかし、1日に何度か起こる大きめの余震があるたびに、本災の恐怖がよみがえってくるようで悲鳴が上がります。まだまだ、心のケアをはじめ多くのサポートは必要です。また栄養不足などで免疫力も低下し、感染症などがはやり始めていました。
さて、皆様にご報告です。URJの活動が自民党の小泉進次郎氏の目にとまり(私の後輩がブログに投稿してくれました)、直接激励のお電話をいただき、また茨城の状況のレポートがほしいとのことで、現地でPCをかり作成してお渡ししました。政府が福島原発の問題に全精力を注ぐ中で、中期的な医療的支援についての対応が大いに遅れているのは明らかであり、自民党として何か対応をしたいと、懸命に情報を集めていらっしゃるようです。私とのやりとりをオフィシャルブログの中でも触れてくれたようです。
そういった中で、他の議員の方から直接要請を受けたこともあり、オートバイによる視察をメインにした活動は今回で終了し、急ですが今日の夜出発で仙台に入ります。おそらく気仙沼市または名取市に入ります。宮城は皆様知っての通りで、想像を絶する状況です。微力ながら参戦させていただくことになりました。今回は、災害医療のスペシャリストの医師と看護師2名と、私を合わせて3名で、病院の救急車にて現地に入ります。最大の目的は、中期的な支援として何ができるのかという視点で視察しレポートすることです。
おそらくURJとして、中・長期的な支援活動をしていきたいと考えています。メンバーはガソリン不足や首都圏の停電騒動などで思うように現地に向えず、もどかしい思いをしています。しかし、今回の震災は、かなり長期的な支援が必要とされるものであるのは明らかですので、短期的な支援にとどめず、URJは活動を続けたいと思っております。今後とも、URJの活動へのご支援の程、宜しくお願致します。
福島さんが代表を務める「ユニバーサル・レスキュー・ジャパン URJ)」では、活動の支援金を募っています。可能な範囲で結構です。A.C.T.S.参加者の皆さんにもご協力をお願いします。詳しくは以下の要領をご覧下さい
ユニバーサル・レスキュー・ジャパン
レスキューチームピースフル
A.C.T.S.UNIONブログより転載しました。